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新生活
雪溶けが急速に進み始めた札幌を後にして、先週末東京に移動。
春休みの息子に手伝ってもらって家具や身の回りの物を揃え、何とか新生活のスタートに間に合わせた。
南極から戻った週は前回と同様にぼけ〜と過ごし、黒松内での痛飲を皮切りに各所への挨拶回りと飲み会、東京での生活の準備、新学期を迎える我が子の準備などで3月の最終週はあっという間に過ぎ去った。

新しい職場は、国立極地研究所南極観測センター。
今度は観測隊の後方支援の任に就くことになった。

南極での2度の越冬経験とそれまでやってきた様々な経験を活かして、少しでも南極観測に貢献して行きたい。

これまでお世話になった多くの人に感謝しつつ新生活を開始する。
 
間もなく南極を離れます
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予定では今日から野外に出かけるはずだったが、あいにくの吹雪で明日に順延になった。
氷上輸送中は夜勤体制が敷かれていたこともあって、30人が揃って食事をすることはできなかった。
昨日の夜は久しぶりに全員が揃ったことと、翌日から5人が野外にでかける予定だったこともあって、昭和基地で全員そろって食事をする最後の機会となるということで、シェフが普段よりも一層気合を入れてごちそうを準備してくれた。
氷上輸送を終え、間もなく越冬が終わるという安堵感も手伝って、賑やかな夕餉となった。

1年間、いい仲間に囲まれ、お互いに助け合いつつ過ごしてきた。

そんな越冬生活が終わるのは少しさびしい気もするが、全員が元気に揃って帰国できる日が間近に迫っていることが嬉しい。

53次夏隊の湖沼調査班のサポートをするため、明日からスカルブスネスにでかける。
南極での最後のミッションも充分に気をつけてやってくるつもりだ。

スカルブスネスからは直接しらせに戻るため、3月中旬の帰国まではインターネットにアクセスる事はできない。
50次隊の時よりもさらに筆不精が高じて、あまりまじめなブロガーではなかったが、おつき合いいただいた皆さんに感謝しつつ、南極からの報告を終わりとしたい。

皆さん、ありがとうございました。

氷上輸送終了!
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1月24日から始まった氷上輸送は、悪天で動けない日を除いた13日間実施して、2月9日に終了した。
今年の海氷は例年に比べると安定しているが、少しでも氷が締まった夜間に輸送は行なわれる。
53次隊が持ち込んだ食糧、燃料を始め、建築資材や観測物資などを運ぶのと同時に、我々52次隊が持ち帰る物資もしらせに運んだ。
17時から18時頃に6〜8台の雪上車で昭和基地を出発し、片道約30kmを3時間ほどかけて移動。
しらせ到着後、運んだ荷物を回収してもらい、昭和基地に持ち込む荷物を受け取った後、再び往路を引き返す。
しらせでの作業時間を含めると、8〜10時間の仕事となる。
昭和基地に運んだ荷物は、荷受け担当の隊員によってクレーンで橇から降ろされ、トラックの荷台に移して集積場所に運搬する。コンテナは、フォークリフトで受け取って運ぶことになる。
並行して日中はヘリコプターによる空輸も行なわれており、空輸は主に53次隊、氷上輸送は主に52次隊が担当した。
送りだす荷物の準備、橇への積み込み、氷上の輸送、届いた荷物の受け取りと基地内の輸送のすべてを52次隊が中心となって行なうため、この2週間は全員が輸送に携わるまさに総力戦だった。
私は輸送を担当した。
氷上輸送ルート
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しらせ接岸断念の決定を受けて、物資の空輸と氷上輸送が始まった。

昭和基地には港があるわけではなく、接岸と言っても直接岸に横づけするのではなく、すぐそばの海氷に停泊することを接岸という。
例年、昭和基地がある東オングル島の東側にしらせは停泊し、空輸と海氷上の輸送を行なうのだが、輸送距離はせいぜ2kmだ。
ところが、今年の海氷状況は非常に厳しく、最新鋭の砕氷艦しらせをもってしてもなかなか進むことができなかった。
現在しらせが停泊している位置は、昭和基地から直線距離で約21km。
ただし、昭和基地としらせの間には氷山群があり、一直線で進むことはできない。
12月中旬、万が一の事態に備えて、海氷状況の下見を行ない、氷上輸送が可能な3ルートを絞り込んでおいた。
引き継ぎ
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越冬終盤、野外や帰り支度の合間を見て、53次の後任者との引き継ぎを行なっている。
50次で初めて来た当初は分からないことだらけで、南極経験者に色々と教えてもらいながら何とか任務をこなした覚えがあり、今夏は伝えられることはできるだけ伝えようと努めている。
お互いに野外に出かける機会が多く、昭和基地で同時期に滞在しているのは実質10日間程度だ。
これまでのノウハウをたった10間で伝えられるわけもなく、エッセンスだけを伝えてあとは頑張ってもらうしかない。
昨日は、S16での引き継ぎに、車両担当の機械隊員と気象隊員、そして我々野外観測支援担当の6名ででかけた。
引き継ぎの中でも重要視していた、ルートの引き継ぎ。越冬中何度もでかけたとっつき岬〜S16のルートだ。
S16にヘリコプターで飛び、内陸旅行用の雪上車SM100を立ち上げて、他の4人と別れて二人でとっつき岬に向った。
実際に一緒にルートをたどりながら、ルート整備の仕方、GPSの使い方などなど、ルートの確認とあわせて旅行時の移動の際のノウハウも伝えた。
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