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とっつき岬海氷状況調査
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大陸への上陸地点であるとっつき岬には、上陸地点の手前には幅の広いタイドクラックがあって、日を追うごとに状況が悪くなっている。
とっつき大橋を設置したりして対処してきたが、先週帰ってきた隊員の報告ではさらに不安定になったらしい。
明後日から、内陸旅行用の橇の回送が本格化するのに先駆けて、タイドクラックの状況を確認しに行ってきた。
現場でクラック周辺の氷厚を測ったところ、8月に測った時よりも薄い箇所が広がっていた。
これはだめだということで、クラック沿いに南下してみると、500mほど先の氷山のそばに何とか渡れる場所を見つけた。
クラックが続いてはいるが、幅は随分と狭くなり、氷厚も充分あるので、問題なく渡ることができた。
旗を立て、迂回ルートを設置し終えてから大陸に上がると、整備が済んで出番を待つSM100が並んでいた。
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アンコウ鍋
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10月に出かけるみずほ基地旅行隊の壮行会を昨夜開いてもらった。
約250km内陸にあるみずほ基地に8人ででかける
機械隊員を中心に極夜明けから整備してきた、内陸用大型雪上車・SM100で往復2週間の旅となる。
2週間近く先のことで、みずほの前に沿岸の調査が入っているため、まだみずほ気分にはなれないが、みんなからの応援を糧に事故無く過ごして来たいと思う。
夕食は鮟鱇鍋。
シェフ曰く、安全工程のアンコウだそうだ。
演出が心憎い。
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長距離ドライブ
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 さあいよいよスカーレンだと9月23日に昭和基地を出発し、スカルブスネスのきざはし浜小屋に再び宿泊。
 2日目は早起きして、小屋出発する7時に基地に無線を入れる。
 雲ひとつ無い青空が広がっていて、打ってつけのルート工作日和だ。
 無線に出た気象隊員が申し訳なさそうな口調で情報をくれた。
 大きな低気圧が近づいていて、明日からしばらくブリザードが続きそうだという。
 下手をすると月末まで昭和基地に帰れないかもしれない。
 出鼻をくじかれる格好になったが、今後のスケジュールや基地での仕事などを考え合わせ、ここは一歩引いて出直すことにした。
 10月には3週間の内陸旅行が控えていて、ここに来てのスケジュールの遅れは痛いが、相手は自然、無理をしても仕方が無い。
 出てきたばかりの小屋に戻り、帰り支度をする。
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スカルブスネス
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 野外に出かけるたびに陽射しが強くなり、空気が和んでくるのを感じる。春到来だ。
 9月14日~20日の1週間、スカルブスネスにでかけた。
 スカルブスネスは、昭和基地から直線距離で約60km。大きな岩山・シェッゲを擁する露岩地帯だ。
 前回順調にルートが延びたこともあって、ラングホブデに3泊した後にスカルブスネス到着の予定だったが、1日繰り上げてつくことができた。
 これまでは氷山を遠目に見ながらルートを延ばしてきたが、スカルブスネスに至るルートは氷山群の間を縫うようにして進む。
 間近に氷山を見上げながら素晴らしい景観の中を進んでいくのは楽しいが、氷山のそばには氷が乱れている場所や小規模なプレッシャーリッジ、クラックの跡などがあって、気を抜くことはできない。
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ラングホブデ再び
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7月の末にラングホブデへのルートが通じた後、当初の計画では8月に再訪する予定だったが、いろいろ調整した結果ラングの再訪は9月の初旬となった。
9月3日~7日の3泊4日、5人でラングホブデに出かけ、さらにそこから先のスカルブスネスのルート工作とやつで沢の調査を行なった。
結果的には天候に恵まれ、スカルブスネスへのルートも予定していた以上に延び、成果としてはまずまず。
久しぶりに山も歩けたし、楽しい5日間だった。
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くろまつない
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北海道の南部、渡島半島のつけ根に黒松内町がある。
17年前にともに事業を立ち上げ、以来喜怒哀楽をともにしてきた高木さんが暮らしている町だ。
一般公募ではなくて、隊員枠でできる南極教室の追加募集が出たときに、次は黒松内でやりたいと思い、高木さんに相談したところ、ぜひやりましょうということになり、町内の子ども達を相手に開催することになった。
学校の先生や教育委員会も大乗り気で、話を進めているうちに町内の小中学生全員を対象にしましょうということになり、町をあげてのイベントになった。

南極教室は、極地研の広報室が担当する正規の事業で、全国の小中学生に南極を身近に感じてもらおうという趣旨のもと、昭和基地で越冬する隊員が現場を取り仕切って開催する。
私が南極に居ることで、縁のある地域の子ども達に南極教室を通じて、少しでも視野を広げてもらえたらという思いで、何回かの南極教室の主担当となってやってきた。

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失せもの
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越冬が始まって間もなくの頃、昭和基地観測史上最大の瞬間平均風速を記録したブリザードがやってきた。
建物の外壁ははがれ、アンテナは折れ、外においてあった重量物も風で飛ばされるなど、シーズン初めにブリの洗礼を受けた感じだった。
その時飛ばされたものの中に、工事現場で使う水がめがある。
風下側を注意してみていたら、2kmほど先の隣の島の海岸にオレンジ色の物体が確認できた。
海氷が安定してから取りに行こうという話をしていたが、急ぎでない仕事は先送りにするのが人間の性で、気にはしつつもなかなか取りにいけなかった。
水がめは夏の作業に必ず必要な物で、万が一壊れていたら次に来る隊に持ち込んでもらう必要がある。
その依頼を出すリミットが近づき、建築担当のくまさんがようやく重い腰をあげた。
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