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外出注意令
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今日も朝から風が強く、クレーン作業を伴う建設作業は中止となり、またしても失業者が続出した。
52次隊には日本の産経新聞から1名、韓国のテレビ局MBCから2名のメディア関係者が同行している。
彼らは元旦に昭和基地入りしたが、その後天候が芳しくなかったこともあって、基地内での取材が思うように進んでいない。
午前中の作業が中止になったこともあって、彼らの取材の案内役をすることになった。
まずは、接岸中のしらせが見えるみはらし岩の所まで行く。
しらせからは貨油輸送用のホースが伸びて来ていて、そのホースを見回るしらせ乗組員の人たちなども映像に収まり、MBCの人たちはまずは一安心というところか。
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しらせから雪面上に延びる貨油輸送用のホース。
しらせ乗組員と52次の機械隊員が24時間のワッチ体制を組んで対応している。

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しらせから送られた燃料は、大型の金属タンク(通称:キンタン)に貯蔵され、そこから伸びるパイプラインで基地主要部まで運ばれる。

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貨油輸送取材の後は、52次隊の観測の目玉のひとつである大型大気レーダー(通称:PANSY)の現場を見に行く。
甲子園のグラウンドくらいの広さの所に1080本のアンテナを立てるという途方もない作業が続いているが、周囲に風を遮るものはなく、強風下での作業は過酷だ。

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昨日の段階で100本の穴を掘り終えたとの頃で、「残り980本、がんばります!」というのが朝礼での担当者の言。
しらせからの輸送が進み、掘削機械があと3台届くと作業効率がぐんとアップするのだが、もう少しの辛抱だ。
すべてのアンテナが設置されて世界最大規模の観測態勢が整うと、地上付近から上空50kmまでの大気の流れが3次元で観測でき、気候変動の研究に大いに貢献できるという。
岩屋さんの頭の中にはマントルが渦巻いているように、PANSYを担当する研究者の頭の中には大気のゆらぎが揺らめいているのだろうか。
研究者の壮大な夢を現実にするための地味な作業が続く。

夕方には風に雪が混じるようになり、今期初の外出注意例が発令された。
明日の天気も心配だ。
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