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水くぐり浦
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新年初の野外行動に出掛けてきた。
52次隊同行者の教員と報道陣とともに観測隊ヘリコプターで水くぐり浦へ飛んだ。
久しぶりの青空で、終日穏やかな日和。
昭和基地では建築作業、氷上輸送が続く中、しばし基地を離れた。
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行った先は、昭和基地から約30km南にあるラングホブデの水くぐり浦。
昭和基地周辺にあるペンギンルッカリー(営巣地)の中で、第2の規模を誇る場所だ。

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ヘリコプターで飛び立つと、停泊中のしらせの姿を見下ろせた。

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ラングホブデは昭和基地近くの最大の露岩帯。
荒涼とした風景が広がるが、山があるとなぜか落ち着く。

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現地では、同じくラングホブデの袋浦というところにベースを設けているペンギンチームと合流した。
彼らは二人だけでひと夏を過ごし、ペンギンの生態調査を行なっている。
袋浦から水くぐり浦に約2時間かけて歩いてきた。
今日の先生は、ペンギン博士のDr.T。日本を代表するペンギン学者だ。

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水くぐり浦のルッカリーでは、51次越冬隊が11月に調べた営巣数と比べて約1/3に減っているという。
Dr.Tによると、しらせの砕氷が難航した年は、子育ての成功率は減少するという。
つまり、氷が分厚くて夏になっても融けるのが遅れると、ペンギンがえさを取りに行く距離が増えて、子育てが難航し、卵が孵化するまえに巣を放棄する親鳥が増えるのではないかというのがDr.Tの見立てだ。
なるほどなるほどと頷きつつ、シャッターを押す。
そう言われてみると、空き家が多い。
前回の越冬中と比べても営巣しているペンギンの数は圧倒的に少ない。

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ルッカリーの周りでは、オオトウゾクカモメがペンギンのひなを狙っている。

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それでも踏ん張って、「私は子育て中よ!」と主張しているような親鳥もいる。

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岸近くの海氷では、水開きのそばでペンギンたちが水に入ったり飛び出したりしていた。
短い夏にアムール川で水浴びをするロシア人をイメージした。
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Re:生き方の直感
てらのばさん

明けましておめでとうございます。
確かに野生動物を見ていると人間のあり方を考えさせられます。

冬山はいかがですか?
K-HIGUCHI | URL | 2011/01/09/Sun 07:33 [EDIT]
生き方の直感
明けましておめでとうございます。
情報の「るつぼ」にはまって、生き方がわからなくなっている人間は、ペンギンの直感を取り戻したいところです。
てらのば | URL | 2011/01/09/Sun 02:34 [EDIT]

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