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インホブデ(2月2日)
IMGP6114.jpg
越冬交代の翌日、宙空圏チームと地質チームとともにインホブデに出かけた。
宙空圏グループは、オーロラや地磁気など地球と宇宙の間あたりのことを研究対象としているグループで、直接目に見えないことを調べている。
今回は地質チームも一緒に行ったが、私の担当は宙空チーム。
具体的な作業自体に私の出番はなかったが、万が一悪天につかまってビバークを余儀なくされた時のためのバックアップ要員として参加した。
アウストホブデMAP縮小
インホブデは、周囲を氷河と海氷に囲まれたまさに陸の孤島。
昭和基地から南西に約140kmにあって、しらせのヘリコプターで約40分のフライト。
1月下旬の天候が悪かったので、久しぶりのフィールドとなった。

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ヘリコプターから降り、地質隊が岩を求めて去っていった後、宙空隊の仕事が始まった。
岩と氷の世界にポツンと設置された機械。
そのメンテナンスが目的だ。

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無人磁力計は昭和基地を中心として数箇所に設置されていて、地磁気のデータをイリジウム衛星携帯電話のシステムを利用して一定間隔で国内に送っている。
過酷な環境だけに、1年間途絶えることなくデータを送り続けられるかどうかが勝負どころとなる。

IMGP6102.jpg
インホブデの磁力計からはデータの送信がしばらく途絶えていたとのことで、51次隊から52次隊への引き継ぎもかねてシステムのリセットが行なわれた。
黒いパネルは電力供給用のソーラーパネル。オレンジ色の箱の中にバッテリーとデータロガー、イリジウムが入っている。

IMGP6107.jpg
引き継ぎの意味合いもあるので、52次の隊員が主体となってシステムをチェック。
1年間のデータが蓄積されているCFカードを新しいものと交換し、イリジウムの再立ち上げを行なう。
セットが完了し、何度かのトライの後、無事にデータが送信されたらしい。
東京の極地研究所に電話して、国内にデータが送られていることを確認できた。
確認相手は50次隊の越冬隊長。
「年を考えて無理をしないように」とのありがたいメッセージをいただく。

ミッション終了後、時間があったので露岩帯を散策。
岩を追い求めている地質隊員が居る場所からはハンマーを振るう音が聞こえてくる。
あいかわらず精力的に歩き回っているようだ。

あいにくと青空はのぞめないが、久しぶりのフィールドに気持ちが休まった。
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