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レスキュー訓練終了
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 野外で事故が起こった時を想定してのレスキュー訓練を3月下旬から続けてきた。
 もちろん、事故が起こった時に電話をすればすぐに飛んで来てくれるプロの救助隊はいないわけだから、自分たち自身で何とかしなければいけない。
30人の隊員のうち、12人の人にレスキュー隊に加わってもらって、4人3班のレスキュー隊を結成した。
その中のリーダーとサブリーダー6人には、他の隊員と別個にレスキューリーダー訓練を実施し、他の隊員にはレスキュー訓練を行なった。
 皆それぞれに仕事を抱える身なので、全員が一堂に会して終日の訓練を複数回行なうことはできない。
 1回3時間として、レスキューリーダー訓練を4回、レスキュー訓練を3回×3グループ=9回、合計13回の訓練を実施した。
 3回目のレスキュー訓練は、タイドクラックに落ちた隊員をレスキュー隊主導の元救出するという想定訓練だ。
 ブリザードの置き土産の吹き溜まり(ドリフト)を利用し、高さ約4mの所からレスキュー隊員が降下して怪我人と接触する。
 
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下で応急処置を行なっている間に、上に居る隊員がザイルで動滑車を利用したシステムを組み、怪我人とレスキュー隊員の2名を引っ張り上げる。

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最終回の怪我人役は、隊長。
痛めた右足首をかばいながら、じりじりと引っ張り上げられる。

IMGP8662.jpg
引き上げ終了後、担架に乗せて雪上車まで搬送して実技の部分は終了。
その後室内でふりかえりの時間を設け、訓練の経験をひとりひとりの内面に落とし込んで終了。

ほとんどの隊員は日本でザイルなど触ったこともなく、当然本格的にレスキュー訓練を受けるのも初めてだ。
ただ、さすがに観測隊員だけあって、要領の飲みこみは早く、ひとつひとつ考えながら技術をマスターしていく。
まだまだ荒削りだけど、数回だけの訓練にしてはまずまずの出来上がりだろう。

ひとつひとつの技術ももちろん大切だが、まずは自分自身の身の安全を守ること、全体の作業の流れの中での自分の立ち位置を考えること、手元にある資機材と人員をいかに有効に動かして行くかなど、他の作業に通じる視点を少しでも養ってもらえればと思う。

本番で使いたくはない技術だが、訓練を通して実際のレスキューのイメージを少しはつかんでもらえたようだ。
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Re:お久し振りです!
Ryuさん

全くの遅レスですみません。
一朝一夕に見に着く技術ではありませんが、事故現場での作業のイメージトレーニングと、本番でのサポートには役に立つと思っています。
何事も繰り返しですね。
K-HIGUCHI | URL | 2011/07/10/Sun 10:08 [EDIT]
お久し振りです!
ザイルの扱い、貴兄は教える側ですよね!練習も訓練も身体に覚え込ませておかなければ実戦実地で使えませんから、数ですね!
Ryu | URL | 2011/06/14/Tue 17:18 [EDIT]

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