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氷上輸送終了!
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1月24日から始まった氷上輸送は、悪天で動けない日を除いた13日間実施して、2月9日に終了した。
今年の海氷は例年に比べると安定しているが、少しでも氷が締まった夜間に輸送は行なわれる。
53次隊が持ち込んだ食糧、燃料を始め、建築資材や観測物資などを運ぶのと同時に、我々52次隊が持ち帰る物資もしらせに運んだ。
17時から18時頃に6~8台の雪上車で昭和基地を出発し、片道約30kmを3時間ほどかけて移動。
しらせ到着後、運んだ荷物を回収してもらい、昭和基地に持ち込む荷物を受け取った後、再び往路を引き返す。
しらせでの作業時間を含めると、8~10時間の仕事となる。
昭和基地に運んだ荷物は、荷受け担当の隊員によってクレーンで橇から降ろされ、トラックの荷台に移して集積場所に運搬する。コンテナは、フォークリフトで受け取って運ぶことになる。
並行して日中はヘリコプターによる空輸も行なわれており、空輸は主に53次隊、氷上輸送は主に52次隊が担当した。
送りだす荷物の準備、橇への積み込み、氷上の輸送、届いた荷物の受け取りと基地内の輸送のすべてを52次隊が中心となって行なうため、この2週間は全員が輸送に携わるまさに総力戦だった。
私は輸送を担当した。
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約3時間かけてしらせにたどり着く。
ペンギンやアザラシを見かけても、今回ばかりは寄り道するわけにはいかない。

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到着後、しらせの乗組員によって橇に荷物が積まれていく。

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持ち帰りの雪上車SM652を運ぶSM106

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長年親しまれたアバンセもお役御免で持ち帰りとなる。

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空飛ぶアバンセ。

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空飛ぶ雪上車。

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荷物を積んだら、隊列を組んで昭和基地に向かう。
日に日に暗い時間が増えてきた。

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基地到着後は待ち受けていた隊員によって荷受け作業が行なわれる。
輸送班はこの段階でお役御免。
明日に備えて睡眠をとる。
荷受け後、明日の輸送に備えて持ち帰り品を積み込み、荷受け作業が終わるのは、朝の5時~7時くらいだ。

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35次隊以来の氷上輸送。
誰もが初めての経験で、多少の混乱はあったものの、何とか無事に荷物を運び終えることができた。
52次隊中心で行なったとはいえ、輸送班に53次隊から車輛担当と気象担当の2隊員が入ってくれて大いに助けられた。
特に車輛トラブルの際に専門家が居てくれるのは心強いもので、そういう意味では隊次を越えた協働作業があってのミッション完遂と言える。

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しらせ接岸不能という大番狂わせではあったが、1年間培ったチームワークと全員の献身的な作業で氷上輸送を乗り切ることができた。
そして、間もなく南極ともお別れだ。
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