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ルート工作
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 昭和基地は周りを海氷に囲まれた東オングル島にある。
 島外へ調査などの活動に出かけようと思うと、海氷を渡って行かなければいけない。
 海氷は場所によって厚さが違ったり、潮の満ち引き影響でできるタイドクラック、氷同士が押し合ってできるプレッシャーリッジなど、危険な場所もある。
 また、まっ平らな海氷の上で吹雪にあって視界がなくなるとルートの判別がつかなくなる。
 そのような危険を回避するために、予め天気のいい日に海氷上に出て標識の旗を立てて、ルートを確保しておく必要がある。
 旗を立てたところはGPSで緯度経度を押さえ、旗と旗の間の方位と距離を計ってデータを記録し、ルート方位表という一覧表にまとめておいて隊の中で共有するシステムをとっている。
 過去の隊からデータの蓄積はあるものの、海氷の状況は毎年変わるため、過去のデータを参考にしながら調整をしつつルートを延ばしていく。
 
 昨日、初めて海氷上でルート工作を行なった。
 昭和基地から2km離れた岩島にはwebカメラが設置されているが、LAN担当隊員のカメラ保守に合わせて岩島を往復した。
 途中、地学担当隊員のGPSを海氷上に設置した。

 最初は少し手間取ったものの、コツをつかんでくると3人で担当を分担して効率よくルートを延ばすことができた。
 国内では、アンチ・スノーモービル、アンチ・GPSで通してきたが、ここ南極ではこれらが無いと行動できない。
 
 氷厚は3m以上あって、氷は安定している。
 いつもと違った風景を眺めながら楽しみつつルート工作をすることができた。


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地学担当隊員が海氷上にGPSを設置。潮汐の影響で海氷がどのように動くのかを観測するという。

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海氷上で昼食。今日のお弁当はシェフの作ってくれたうな重。

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岩島山頂から大陸を望む。

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岩島山頂に設置してあるwebカメラなどのLAN設備の不具合を点検する。

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見えますか?

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分かりましたか?

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そう。アザラシです。

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いつもと違った景色は新鮮だ。
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Comment

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Re:質問いっぱい(笑)
Azさん

ぼこぼこしているのはその通り、海氷に閉じ込められた氷山です。
年や場所によって違いますが、3mある海氷も割れることがあります。

海氷が割れて海が広がると氷山は漂います。
ちなみに今年の昭和基地周辺は海氷が割れませんでした。

アザラシは、タイドクラックやプレッシャーリッジなど、氷の割れ目から出入りしているようです。
写真のアザラシの周辺を双眼鏡で見てみましたが、穴は見つかりませんでした。
きっと近くの見えないところに穴があると思います。
海氷上でアザラシやペンギンを見かけると、近くに穴や割れ目があるから気をつけるようにと言われています。

アクセスキャンペーン、次はいつにするか目下思案中です。
20000件あたりかな。
いずれまた発表しますので、ご期待下さい。
K-HIGUCHI | URL | 2009/03/24/Tue 19:25 [EDIT]
質問いっぱい(笑)
ぼこぼこしているのは、氷山が再び海氷に閉じ込められたものですか?
これって夏にはまた溶けるのですか?
1面氷に見えるけれど、アザラシはどこから海に出入りするのですか?

ふと気がつけば、アクセス数が13000にすぐなりそうですね。
次のアクセスキャンペーンは15000あたりでしょうか?
Az | URL | 2009/03/24/Tue 14:19 [EDIT]

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