スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
西オングル島再び
IMGP4169.jpg
 3週間前くらいに徒歩ででかけた西オングル島に、海氷上からルートを延ばした。
 先日の岩島ルートに続いて2度目のルート工作だ。
 西オングル島にはオーロラ観測のための観測施設があって、今回はオーロラ観測担当の宙空部門の隊員2名とでかけた。
 今日は朝からあいにくの曇り空だったが、気温は高めで風もなく、結果的にはルート工作日和だった。
 スノーモービル2台に分乗し、先行する私のモービルにそりをつけて必要資材を運んだ。
 手順に慣れるまでは少し時間がかかったが、慣れてしまえばトントンと効率よく進み、3時間半くらいで西オングルに到着。
 海氷の厚さも140~210cmで安定しており、この状態が続いてくれれば来月は雪上車での往復も可能だろう。
IMGP4175.jpg
数百メートルごとに標識旗を立て、そりに積んだ発電機に電源をとって電動式のドリルで海氷に穴を開けて氷の厚さをはかる。

IMGP4188.jpg
穴が海水に達すると、ドリルを引き上げたときにシャーベット状の氷と一緒にアイスアルジーがあがってくる。
アイスアルジーは珪藻の仲間で、海氷の底の部分で繁殖し、南極海の食物連鎖の根幹となっているという。

IMGP4198.jpg
後続者は、前のポイントから次のポイントの方位をはかり、記録する。
手にしているのはハンドベアリングコンパスという高性能の方位磁石。

IMGP4191.jpg
ポイントごとに位置をGPSで調べて記録する。

こうやって得たデータを基地に戻ってからパソコン上で処理をして、ルート方位表を作成し、ポイントとルートを地図上に落とし込む。
海氷に大きな変化が現れない限り、越冬期間中はこのルートに沿って西オングル島を往復することになる。

少しは慣れたとはいえ、海氷上はなんとなく落ち着かない。
充分な氷の厚さがあることは分かっていても、足元が海だと思うとお尻から背中にかけて何ともコソバイ感覚が走ることがある。
慣れすぎるのも危険だと思うので、この感覚はずっと持ち続けていたいと思っているが、やっぱり地に足が着いているほうが私には合っているようだ。
スポンサーサイト

Comment

管理人にのみ表示する


Track Back
TB*URL

Copyright © ANTARCTIC WIND. all rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。