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スカルブスネス
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 野外に出かけるたびに陽射しが強くなり、空気が和んでくるのを感じる。春到来だ。
 9月14日~20日の1週間、スカルブスネスにでかけた。
 スカルブスネスは、昭和基地から直線距離で約60km。大きな岩山・シェッゲを擁する露岩地帯だ。
 前回順調にルートが延びたこともあって、ラングホブデに3泊した後にスカルブスネス到着の予定だったが、1日繰り上げてつくことができた。
 これまでは氷山を遠目に見ながらルートを延ばしてきたが、スカルブスネスに至るルートは氷山群の間を縫うようにして進む。
 間近に氷山を見上げながら素晴らしい景観の中を進んでいくのは楽しいが、氷山のそばには氷が乱れている場所や小規模なプレッシャーリッジ、クラックの跡などがあって、気を抜くことはできない。
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周囲に比較するものがないので、やはりスケール感がつかみきれない。

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氷山の間の「通路」を抜けると、新たな氷山が現れる。

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スカルブスネスの観測小屋は、入り組んだ湾の一番奥のきざはし浜にある。

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5年前に建てられた新しい小屋で、快適に過ごすことができる。(右が発電小屋、左が母屋)

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前室の入り口にはしゃれた看板がかかっていた。

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暖房を入れると、半袖で過ごせるほど暖かい。

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4日目、天候が悪くて海氷上に出るのを見合わせ、停滞とする。
夕方近くから天気が回復してきたので、先のルートの偵察をかねて裏山に登った。
途中から湾を見下ろす。
岩の部分に針葉樹の森をくっつければ、アラスカやカナダの国立公園のようになるはずだ。

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頂上から海氷を見下ろす。

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沿岸観測旅行の終着点のスカーレンが見えた。

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5日目、ルート工作再開。
スカルブスネスルートを少し戻り、途中から分かれてスカーレンルートを延ばす。
シャッゲの大岩壁の下でランチタイム。
前回のラングホブデ以来、天気がよければ屋外ランチが定番となった。

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ランチの写真ではシェッゲの大きさが分からないが、400mの大岩壁のスケールがこれなら分かるだろうか。(真ん中あたりに雪上車がある)

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スカルブスネスルートの最初の関門はプレッシャーリッジ。ここでも南極のスケールにだまされた。
遠目には簡単に越えられそうに思えたプレッシャーリッジも、近づくにつれてどんどんと大きくなっていく。
到着してみると、これまで他の場所で見てきたプレッシャーリッジが子どもだましに思えるほど大きかった。

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岬から続く小島群を結ぶようにプレッシャーリッジが数キロメートルにわたって延々と連なっている。
高さ3mを越える氷の塊がぶつかり合い、行く手を阻む。
偵察の結果、越えられそうな場所を3箇所見つけた。
次回への目処が立ったということで、今回はここまでとすることにした。

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緊張が続く中で、こんな氷山に出会うと思わず微笑んでしまう。
ライオンと馬が仲良くしているように見えた。

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6日目、昭和基地に帰ろうと走っていたら、1台の雪上車の足回りに不具合が発生した。
早速機械担当の隊員が応急処置を施してくれて走ることはできたが、修理に時間を食ってしまったので、予定を変更して再びラングホブデの小屋に泊まることにした。

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色々な条件がぴたりと重なると素敵な出会いがある。
雪上車の窓からはまるでナメクジのように見えたが、近づいてみると日向ぼっこ中のアザラシだった。

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少しはなれたところの氷に丸い穴が開いていた。
覗き込んでいると海の中から大きな目をした子どもが顔を出した。

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次はスカーレンだ。
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