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氷上輸送ルート
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しらせ接岸断念の決定を受けて、物資の空輸と氷上輸送が始まった。

昭和基地には港があるわけではなく、接岸と言っても直接岸に横づけするのではなく、すぐそばの海氷に停泊することを接岸という。
例年、昭和基地がある東オングル島の東側にしらせは停泊し、空輸と海氷上の輸送を行なうのだが、輸送距離はせいぜ2kmだ。
ところが、今年の海氷状況は非常に厳しく、最新鋭の砕氷艦しらせをもってしてもなかなか進むことができなかった。
現在しらせが停泊している位置は、昭和基地から直線距離で約21km。
ただし、昭和基地としらせの間には氷山群があり、一直線で進むことはできない。
12月中旬、万が一の事態に備えて、海氷状況の下見を行ない、氷上輸送が可能な3ルートを絞り込んでおいた。
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引き継ぎ
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越冬終盤、野外や帰り支度の合間を見て、53次の後任者との引き継ぎを行なっている。
50次で初めて来た当初は分からないことだらけで、南極経験者に色々と教えてもらいながら何とか任務をこなした覚えがあり、今夏は伝えられることはできるだけ伝えようと努めている。
お互いに野外に出かける機会が多く、昭和基地で同時期に滞在しているのは実質10日間程度だ。
これまでのノウハウをたった10間で伝えられるわけもなく、エッセンスだけを伝えてあとは頑張ってもらうしかない。
昨日は、S16での引き継ぎに、車両担当の機械隊員と気象隊員、そして我々野外観測支援担当の6名ででかけた。
引き継ぎの中でも重要視していた、ルートの引き継ぎ。越冬中何度もでかけたとっつき岬~S16のルートだ。
S16にヘリコプターで飛び、内陸旅行用の雪上車SM100を立ち上げて、他の4人と別れて二人でとっつき岬に向った。
実際に一緒にルートをたどりながら、ルート整備の仕方、GPSの使い方などなど、ルートの確認とあわせて旅行時の移動の際のノウハウも伝えた。
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ラングホブデ氷河
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12月28日~1月12日の16日間をラングホブデ氷河で過ごした。
ラングホブデ氷河は、昭和基地から約30km南方の沿岸に大陸氷床から流れ落ちている氷河だ。
53次夏隊としてやってきた氷河チーム3名がひと夏をここで過ごし、調査を行なう。
南極観測隊は半世紀を越える歴史を持つが、これまで雪氷学の研究者たちは大陸氷床を主なテーマとして、みずほ基地やドームふじ基地で氷の掘削などを行なってきた。
一方、沿岸部に流れ落ちる氷河についてはほとんど手つかずの状態とのことで、今回の調査は日本の観測隊としては初めての取り組みとなる。
52次隊出発前に今回の調査への協力を依頼され、去年の夏に上空から偵察を行なったり、9月にラングホブデに行った際に調査で使用する燃料をデポしたりと、現場で出来るサポートを続けてきた。
そして、いよいよ本番。
調査期間の前半のサポートが私の役割で、氷河上のルートの偵察、キャンプサイトの選定と設営、氷河上を移動する際の安全管理、掘削の補助などが主な任務となる。
氷河底面まで達する390mの穴を2本開けて観測を行ない、氷河の下にある水深30mの海を観測し、氷河上に数か所にGPSを設置してデータの記録を開始するなど、前半戦はまずは成功裏に終わったといえるだろう。
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あれから1年
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12月23日、ちょうど1年前に昭和基地入りした同じ日に53次隊がヘリコプターで基地入りした。
順調に航海を続けてきたしらせだったが、例年より悪い氷に行く手を阻まれ船足が落ちたため、予定より遠い場所から隊員を送り込んできた。
53次隊受け入れに向けて除雪作業を進めてきたが、月半ばにブリザードが襲来してせっかく雪を除けた所を埋め尽くすというハプニングもあったが、何とか間に合った。
綺麗な作業着を着てヘリから降りる53次隊員を見ていると1年前を思い出した。
久しぶりに会うメンバーもいて、再会を喜び合う姿があちこちで見られた。
隊員受け入れ後、当面必要な物資を運ぶ準備空輸が行なわれ、昨日ようやくそれもひと段落。
今日から53次夏隊の野外調査班がフィールドに散っていく。
私もラングホブデ氷河の掘削オペレーションに参加することになっていて、今日から2週間を野外で過ごすことになる。
帰ってくるのは1月11日の予定。
今夏はどんなドラマが繰り広げられるのか、楽しみだ。
というわけで、みなさん、良いお年を!
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ペンギンセンサス
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太陽が沈まなくなって1週間。
いよいよ本格的な夏の到来だ。
53次隊はすでにしらせに乗ってこちらに向かっている。
30人だけで過ごす日も1ヶ月を切った。
昭和基地は、53次隊の受け入れ準備や夏作業に向けての本格的な除雪で大忙しだ。

越冬期間中の野外行動も終盤を迎えている。
11月中旬から12月初旬は、ペンギンセンサスが行なわれる。
大陸沿岸部の露岩や島嶼にある営巣地-ルッカリーを巡り、11月中旬には個体数、11月末から12月頭にかけては営巣数と抱卵数の調査を行なう。
11月中旬にルッカリーに集まって来たペンギンは、相手を見つけて卵を産む。
今は生まれた卵を温めているじきだ。
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